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おしえて!小麦ごはん

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おしえて!小麦ごはん

世界のパン ピザ

イタリア・ナポリ地方で生まれたピザは、戦後のアメリカでオリジナルの進化を遂げます。アメリカを経由して、1960年代以降、日本にもピザ文化が、ファミリーレストランやデリバリーという形態でもたらされました。

イタリア・ナポリ地方で生まれたピザ

ピザの故郷はイタリア・ナポリ地方。16世紀後半に新大陸からトマトがもたらされ、また続いて水牛の乳からモッツァレラチーズがナポリ近郊でつくられました。このトマトとチーズをトッピングしたパンがナポリ地方で広まり、現在のピザが誕生したのです。ちなみに、ナポリの代表的なピザに「ピッツァ・マルゲリータ」がありますが、この名前は、イタリア王妃マルゲリータに由来しています。1889年、マルゲリータがナポリを訪れたときに、赤いトマト、白いモッツァレラチーズ、緑のバジルをトッピングしたピザが献上されました。イタリア国旗と同じ色合いのこのピザを、マルゲリータが大変気に入ったことから、その名前で呼ばれるようになったのだそうです。

イタリア・ナポリ地方で生まれたピザ

ピッツァ・マルゲリータ

世界にピザを広めたアメリカ人
世界にピザを広めたアメリカ人

アメリカンスタイルのピザ

ピザが世界に広まるきっかけをつくったのは、なんといってもアメリカです。1905年、マンハッタンのイタリア系移民街、リトル・イタリーで初のピッツェリア、ロンバルディズが開店しました。とはいえ、ピザがアメリカ人の人気メニューになったのは第二次世界大戦以降のようで、イタリアに駐留していた兵士が食べて広まったともいわれています。
アメリカではピザ生地はより厚くなって「ピザ・パイ」と呼ばれるようになります。手づかみで手軽に食べられることから、ハンバーガー、ホットドッグと並ぶファストフードの仲間入りをし、アメリカンスタイルの食べ方が定着していきました。

日本ではファミリーレストランと宅配でピザが普及

日本初のピッツェリアは、1955年にアメリカ人のニコラス・ザペティが六本木に開いた「ニコラス」だとされています。流行に敏感な日本の若者達の人気を集めました。
人気の店はあっても、まだまだ一般的ではなかった日本ピザ文化の転換点となったのは、1970年代のファミリーレストランチェーンの登場です。アメリカ風のメニューとして、ロイヤルホストをはじめ各チェーンの人気メニューとなりました。ピザハットやシェーキーズなどのピザチェーンが日本に進出てきたのもこのころです。外食での人気にともない、冷凍食品のピザ製品も家庭で楽しまれるようになってきます。
もうひとつ、日本でのピザ普及に一役買ったのが、宅配ピザです。日本初の宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」が1985年にオープン。温かいままデリバリーしてもらえる手軽さが、ピザをいっそう家庭に身近なものにしました。

日本のピザ文化を演出してきたデルソーレ

ファミリーレストランやドミノ・ピザへの食材供給、そして家庭向けの冷凍ピザ製品を提供してきたのは、1964年、東京オリンピックの年に設立されたジェー・アンド・シー・カンパニー(現デルソーレ)です。アメリカから冷凍ピザクラストを輸入・販売し、翌年には日本で初めてのピザ工場を東京都目黒区に開設しました。まだ日本ではなじみの薄かったピザという食品に着目し、他に先駆けてファミリーレストランや宅配ピザチェーンへの食材供給を行ってきました。日本のピザ文化を常に舞台裏で支えてきたといえるでしょう。

ピザの故郷イタリアでは、地域によって生地や具材が異なります。アメリカに渡ったピザは、生地がいっそうリッチになって「ピザ・パイ」と称されるほどに。日本でのピザは定番だけにとらわれない自由な発想でさまざまなバリエーションが生まれています。

日本のピザ文化を演出してきたデルソーレ

世界のパン ナン/トルティーヤ

日本人にとっては、インドカレーで馴染み深いナンは、インドだけでなく中近東でよく食べられています。トルティーヤは、とうもろこしの一大産地メキシコで生まれた極薄パン。おかずを乗せて巻いて、手づかみで食べるのに便利なパンです。

ナンの歴史と風土
ナンの歴史と風土

パン生地を薄くのばして焼いた平焼きパン。平焼きパンにはほかにチャパティがありますが、パン生地を発酵させたものがナン、無発酵のものがチャパティです。インドの一部、パキスタン、イラン、イラク、アフガニスタン、エジプト、トルコなどで食されています。
小麦粉にバターミルク、卵、パン酵母、ベーキングパウダー、重曹を混ぜ、よくこねた発酵生地をタンドールと呼ばれる壺型の釜の側壁にはりつけて焼き上げます。
自宅にタンドールがある場合は自宅でナンを焼きますが、都市部ではナン屋に行って買ったり、生地を持参して焼いてもらったりするそうです

ナンの食べ方
ナンの食べ方

肉や野菜、果物などを挟み、折りたたんで手厚で食べます。みのあるナンには、カレーをつけたり、乗せたりして食べることも。食器としての機能も果たしているナンには、手食文化圏の知恵が生きています。

トルティーヤの歴史と風土

メキシコは世界有数のとうもろこしの産地で、とうもろこしを主食としています。トルティーヤはとうもろこし粉や小麦粉を使ってつくる平焼きのパン。スペイン人が入植する以前から、現地人が食べ継いできたパンです。アメリカなどメキシコ以外の国では、小麦粉でつくるトルティーヤもあります。
トウモロコシは粘りが少なく、そのままではまとまりにくいため、石灰を加えて粘りを出します。生地を両手のあいだに挟んでたたくか、板の上で押しつけながら、直径25センチ程度に丸くのし、鉄板の上で強い火で焼きます。すぐに膨れるので、たたいて返し、少し焼くとできあがりです。簡単なようでいてコツがいるトルティーヤづくり。焼き方が下手だと、お嫁に行ってからもめごとの種になるからと、トルティーヤのつくりかたは花嫁修業のひとつになっているそうです。女の子が年頃になると、母親からトルティーヤのつくりかたが伝授されます。

トルティーヤの歴史と風土
トルティーヤの食べ方

トルティーヤは主食から間食まで、幅広く利用されています。具を挟む、巻く、乗せる、包む。さらに焼く、浸す、煮込む、揚げる、など、さまざまに活用される万能食材なのです。メキシコでは朝食、昼食をしっかり食べ、夕食は甘めのパンであっさり済ませることが多いようです。トルティーヤは朝食、昼食でさまざまに活躍します。
代表的なトルティーヤ料理としては、好みの具を挟んでソースをかけ、2つに挟んで食べるタコス、巻いて食べるブリート(ブリトー)などがあります。

世界のパン フォカッチャ/ピタパン

フォカッチャはイタリア生まれ、ピザ生地の原形ともいわれます。ピタパンは古代エジプトのパンの直系にあたる平焼きパン。古くから地域の人々に親しまれてきました。軽食感覚で気軽に食べられる小麦ごはんです。

フォカッチャの歴史と風土
フォカッチャの歴史と風土

フォカッチャはイタリアの素朴なパン。生地はピザと同じもので、ピザの原形ともいわれます。古代ローマでは、小麦粉と水だけで練り上げて、神々に捧げたとされています。
ジェノヴァが発祥の地ですが、今はどこでも見られ、さまざまな名称で呼ばれています。名前だけでなく、ソフトなものや硬いもの、厚さも大きさもトッピングも多彩です。

フォカッチャの食べ方

塩味がしっかりしているので、そのままでおいしく食べられます。イタリアのバールなどでは、スティック状にカットしたものが付き出し代わりに出されることも。
イタリア人は、朝食には塩味のフォカッチャのほか、バターを塗って砂糖をふりかけた甘いフォカッチャ・ドルチェをよく食べます。片側を切って、チーズを詰めてから焼いたチーズ・フォカッチャも人気です。種入りオリーブを埋め込んだものは、種を取るのに時間がかかり、たくさん食べられないという理由から「貧しい人のためのフォカッチャ」と呼ばれているとか。プーリア州バーリのものは大型で、スキアッチャータと呼ばれています。トッピングはトマト、オリーブをのせた南イタリア風です。
また、フォカッチャを上下半分にカットしてオリーブ油を塗り、たっぷりの具を挟めば、イタリア風サンドイッチ・パニーニのできあがり。軽食として楽しめます。

フォカッチャの食べ方
ピタパンの歴史と風土
ピタパンピタパンの風土

メソポタミア~エジプトは、パンの故郷といわれる地域。パンのはじまりは、無発酵の平たいパンでしたが、今でもこの地域では平焼きパンが食べられています。ピタパンは、そんな古代エジプトのパンの直系。「ピタ」とはヘブライ語で、アラブのパンという意味です。もともとは、ギリシャでパイ生地やこの種のパンのことをこう呼んでいました。一説では、国外脱出を強いられたアルメニア人が欧米に伝えたとも、ユダヤ人が豆の揚げ団子をピタに挟んで食べていたのがアメリカに伝わり、ピタサンドとして普及したともいわれています。
ピタパンはふつうの白パンと同じ生地ですが、300℃くらいの高温のオーブンで一気に焼くため、大きく膨らんで焼き上がると中がポケット状の空洞になります。

ピタパンの食べ方
ピタパンの食べ方

半分に切ってポケットになったところに卵や肉、野菜などを挟んでサンドイッチのようにして食べます。パンがしっかり具の汁気も吸い取って、優秀な器の役割を果たしてくれます。手軽な昼食、間食として食べることが多いパンです。エジプトでは「アエーシ」または「エイシ」と呼ばれています。街角でよく見かける豆料理を売る屋台では、煮豆や豆の揚げ団子などをエイシに挟んで売ってくれます。これはエジプト版ファストフードとして、庶民に人気があります。